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うつ病の3人に1人は薬が効かない?

STAR*D試験の結果

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  • STAR*D(Sequenced Treatment Alternatives to Relieve Depression)試験は、米国国立精神衛生研究所(NIMH)が主導し、初期治療に反応しなかったうつ病患者に対して、どのような治療が有効であるかを検討した大規模臨床試験で、2006年より全米41の施設で4,000人の患者を対象に行われました。

 

STAR*D試験においては、4回の治療ステップを踏んでも、67%の患者しか寛解に至らないということが報告されまた。また、そのうちの40-70%の患者が1年以内に再発することも示されています。

つまり、複数の抗うつ薬で治療を行っても、十分な改善が得られないうつ病患者さんが3人に1人はいるということで、標準的な治療薬の効果にも限界があることが浮き彫りにされ、治療に反応しない人の特徴や、その場合の治療をどうするかということが大きな臨床的な課題となっています。

今後、治療で改善されないうつ病(治療抵抗性うつ病)の特徴や、その治療についても記載していく予定です。