therapilasisのブログ

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アルコール依存症とその治療

アルコール依存症

 

依存症は、本人の意志が弱いからではなく、脳内の報酬系回路が異常を来した病気です。

これまで、ただ本人を責めて、飲酒をやめさせるしかない、それも本人がやめる気がない限り治療はできないという考え方から、最近の治療環境は、大きく変わってきています。

断酒できることが、最も望ましいわけですが、お酒が単に好きな人だって簡単にはやめられないのだから、依存症になった人が断酒することは、並大抵のことではないうことを認識して、減酒療法を含めて、いろいろな段階から本人のニーズに合わせた多様な治療的アプローチを行うことが必要です。

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 精神依存の形成

  • 機会飲酒→連続飲酒→多くは不安や苦痛から逃れるために飲んではいけない時にも飲酒

身体依存の形成

  • 耐性のため飲酒量の増大→ブラックアウト、禁断症状の出現→禁断症状の不快感を消すために飲酒

 

  • 習慣飲酒からアルコール依存への移行は男性(約10年)より、女性(約6年)の方が早い

 

 

アルコール依存症の治療

  • 早期発見・早期治療

 

アルコールによる症状の治療

 

アルコール依存症からの回復

  • 自分に飲酒の問題があることを認める→治療への動機づけ
    • 一律ではなく、本人の意向も尊重して、個別に多様な対応するようになってきています
  • 病気についての教育と精神療法・認知行動療法
  • 家族への支援
  • 自助グループへの参加
    • アメリカで1935年にAA(アルコホーリクス・アノニマス)が登場
    • 日本ではAA(匿名、原則本人のみ)と断酒会(実名、家族も参加できる)
  • 断酒
  • ハームリダクション
    • 「断酒の意志がなければ治療できない」から、「節酒からでも治療を始めて、害を少なくする方法」がとられるようになっています
      • 依存症は、意志の問題でなくコントロール障害
      • 飲酒問題を起こさないようにする
      • やめさせるよりも、治療を継続させること
      • 患者の健康を守ることが基本
    • 断酒維持薬アカンプロサート(レグテクトⓇ )
    • 飲酒量低減薬ナルメフェン