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アルコール依存症からアルコール使用障害へ

アルコール依存症までには至らないが、何らかのアルコール関連問題を有する場合、すなわち図1でグレーゾーンの部分は、概念が最も錯綜していました。

DSM-5では、アルコール依存症まで至らないこれらの問題群とアルコール依存症を合わせて、アルコール使用障害と呼ぶようになりました。

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https://www.mhlw.go.jp/kokoro/disease_detail/1_01_02alchol.htmlより

 

アルコール使用障害(DSM-5抜粋)

Alcohol Use Disorder

 

A.アルコールの問題となる使用様式で、臨床的に意味のある障害や苦痛が生じ、以下のうち少なくとも2つが、12カ月以内に起こることにより示される.

  1. アルコールを意図していたよりもしばしば大量に、または長期間にわたって使用する.
  2. アルコールの使用を減量または制限することに対する、持続的な欲求または努力の不成功がある.
  3. アルコールを得るために必要な活動、その使用、またはその作用から回復するのに多くの時間が費やされる.
  4. 渇望、つまりアルコール使用への強い欲求、または衝動
  5. アルコールの反復的な使用の結果、職場、学校、または家庭における重要な役割の責任を果たすことができなくなる.
  6. アルコールの作用により、持続的、または反復的に社会的、対人的問題が起こり、悪化しているにもかかわらず、その使用を続ける.
  7. アルコールの使用のために、重要な社会的、職業的、または娯楽的活動を放棄.または縮小している.
  8. 身体的に危険な状況においてもアルコールの使用を反復する.
  9. 身体的または精神的問題が、持続的または反復的に起こり、悪化しているらしいと知っているにもかかわらず、アルコールの使用を続ける.
  10. 耐性、以下のいずれかによって定義されるもの:
    • 中毒または期待する効果に達するために、著しく増大した量のアルコールが必要
    • 同じ量のアルコールの持続使用で効果が著しく減弱
  11. 離脱、以下のいずれかによって明らかとなるもの:
    • 特徴的なアルコール離脱症候群がある.
    • 離脱症状を軽減または回避するために、アルコール(またはベンゾジアゼピンのような密接に関連した物質)を摂取する.