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口唇期(oral stage)

口唇期(oral stage)

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 フロイトは、性的欲動は、思春期からではなく乳幼児期から存在すると考えていて、口唇期は、心理性的発達理論(psychosexual development)の最初の段階で、生後18ヵ月頃までの時期になります。

口唇は授乳による快感を得る最初の部位であり、離乳が早すぎても遅すぎても乳児は精神発達の第一段階での感情的な葛藤を解決できず、不適応な口唇期固着が起こる可能性があります。

つまり、育児放棄などで授乳が不十分だと、口唇刺激を絶え間なく求めるようになり、精神的な依存が強くなり、成熟した自立よりも、欲求を満たすことが優先され、操作的な人間になったりします。例えば、人に気に入られるように振る舞いますが、受け入れられないと悲観的になりやすく、依存をしていても疑い深く、皮肉屋になったりします。また、ガムを噛んだり、ペンや鉛筆の先をなめるような行為で不安や緊張を和らげようとします。このような性格は、口唇受容性格(oral passive personality)とも言われ、喫煙、キス、食べること、オーラルセックスなどに執着するようになることもあります。

一方、過保護的で授乳が過度になると、成熟することに抵抗を示し、欲求を満たすために他者に依存しますが、甘えん坊で楽観的、だまされやすく、些細なことで敵意を持ちやすくなり、口唇攻撃性格(oral aggressive personality)とも言われています。