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ヴァン・デン・ベルク

ヴァン・デン・ベルク(Jan Hendrik van den Berg、1914 – 2012)

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経歴

  • ヴァン・デン・ベルクは1914年、オランダ東部のデベンターに生まれた。1932年にハイ・スクールを卒業し、翌年小学校教諭の免許状を取得、1925年には教頭資格を得る。1936年、高校の数学教師となる。その後国立ユトレヒト大学で医学をおさめる。リュムケ教授の下で精神神経学を、アムステルダムのウエスターマンのもとで精神分析学を学ぶ。
  • 1946年、リュムケ教授の指導により国立ユトレヒト大学から医学博士の称号を授与される。学位論文の内容は、とくにあるかたちの精神分裂病者について、現象学的または実存的人間学(ビンスワンガー)の方法を適用したものである。学位論文完成後、フランス、スイスに留学、それぞれ一学年間、および三カ月を、哲学、心理学、精神医学を学ぶ。帰国後、ユトレヒト大学精神科クリニックの主任(1946年)、同大学医学部、精神病理学講座の講師(1948年)に任ぜられる。1951年、同大学神学部牧会(パストラル)心理学講座員外教授に任じられ、1954年、レイデン大学文学部(後に社会科学部)葛藤心理学ならびに現象学的方法の講座の正教授に任命され、葛藤心理学研究所所長を兼ねる。ここで、“Metabletica(1956)”の研究の構想を練る。
  • 1967、69、73年アメリカ合衆国ペンシルヴァニア州、ビッツパーク所在のデュケイン大学の客員教授となる。1969年にはまた、3カ月間にわたり、南アフリカ共和国を講演旅行。これが機縁となって、1971~72年にかけて14カ月間、プレトリア所在の南アフリカ大学に、また1974年には3カ月間、北トランスヴァール、ターフループ所在の北部大学に客員教授となる。その後も、アメリカ、イギリス、その他の諸国にしばしば招かれて講義、講演を行い、こうした活躍のかたわら、1947年以来、ユトレヒトの自宅において精神療法の臨床に従事していた。
  • ヴァン・デン・ベルクは決して、単なる精神医学者ではなく、関心分野は、医学倫理、患者心理、知覚心理学、歴史心理学、思想史・・・・と多方面に渡っている

 

(早坂泰次郎:現代精神病理学のエッセンス-フロイト以後の代表的精神病理学者の人と業績-参照)