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βブロッカーの精神科領域での使用

βブロッカーの精神科領域での使用

 

βブロッカーは本態性高血圧や狭心症不整脈片頭痛などの治療薬として良く用いられていますが、適応外ながら前述したアカシジアの治療や以下のような精神科領域でも多用される薬剤です。

 

パニック症、社交不安症に対する効果

不安感による動悸を止めるために良く用いられます。とくにカルテオロール(ミケランは、心臓神経症の適応もある薬剤です。パニック発作時の不安感や動悸の抑制に有用です。また、社交不安で人前で話すときに動悸がして、頭が真っ白になってしまうような人は、服用すると、動悸が起こらなくなるため、人前での緊張や動悸も抑えられ、上がらずに話すことができるようになります。ベンゾジアゼピン系の抗不安薬のような眠気が起こらないので、血圧の低下などに注意すれば、非常に有効な薬剤です。もちろん、適応はありませんが、プロプラノロール(インデラル)やアテノーロール(テノーミン)なども頻脈性の不整脈ということで同様に良く用いられます。

 

リチウムによる振戦

βブロッカーは、炭酸リチウム(リーマス)による体位性振戦にも有効です。もちろん炭酸リチウムは1.5mEq/l以上の中毒領域では、粗大振戦などが起こるので、その場合は減量が必要になりが、通常の治療領域においても振戦が出現することがあります。増悪因子としてはカフェインがありますので、コーヒーなどを控えたり、炭酸リチウムを就寝前に服用することを試したりしますが、それでも出現する場合には、プロプラノロール(インデラル)の服用で改善することがあります。

 

攻撃性および暴カ

プロプラノロール(インデラルは、衝動性障害や統合失調症の攻撃性や暴力の回数を減少する効果、あるいは、脳器質性疾患やアルコール依存などに関連した攻撃性にも有効であることが報告されています。