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脳卒中後うつ病と優位半球との関連

脳卒中うつ病と優位半球との関連

 

  • 左側に運動優位性を持つ患者(左利きで、ものを見るときに左眼を使い、書くときや食べるときは左手、蹴るときは左足)では、右半球病変よりも左半球病変で、うつ病の頻度が有意に高いことが示されています。また、左半球前部に病変がある場合は、左半球後部や右半球に病変がある場合よりも、うつ病の頻度が高くなることが示されています。
  • これらの左利き患者で、言語性優位半球が右半球である患者がどの程度存在するかについての検討はなされていない。一般的に、左利きの人(運動性優位半球は右半球)のうちの約60~70%は、右利きの人と同様に言語性優位半球は左半球にあります。
  • しかし、病変のある半球側とうつ病の出現比率は、言語性優位半球の予想分布に基づくうつ病の比率とは著しく異なり、左利き患者における左前部病変とうつ病の関連は、右利き患者とうつ病の関連と同様であることが示されています。
  • したがって、左前頭病変と大うつ病との関連性は利き手などによる運動優位半球だけではく、言語優位性にも影響されない可能性が示唆されています。ただし、言語優位性を正しく判定した上での十分な検証が必要です。