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症状除去法と自我強化法

症状除去法(symptom removal)

19世紀に唯一の心理療法として頻繁に実施されてきた技法である。目標とする症状が身体因であり、それに情緒反応が伴う場合に最も効果的である。症状を置き換え、元の症状を除去した後、置き換え症状も除去するといった方法が有効であるが、その後さまざまな修正、例えば、症状の除去ではなく軽減、症状の移動、代替症状などが加えられ今日でも多く実施されている。
次の自我強化法との併用が、より効果的である。

 

自我強化法(Ego-Strengthening Method)

クライエントの自信、全般的対処能力の向上を図り、不安や心配を最小限に抑える技法。ハートランドは、患者の防衛機制として症状を必要とすればするほど、いかなる心理療法にも抵抗を示すが、不安や緊張を除き、自信を強め、疾患に対処できる能力を高めれば、症状除去法でもその弊害を取り除くことができるとした。彼は、繰り返し、強調、間を置くことなどが重要だとしている。高石は、「肯定的な感情の強調」、「イメージの強調」、「中心自我への言及」などを、治療者の意識的指示から、投影的、誘発的な技法に移行しながら教示していくという。

  1. 人生肯定的暗示:クライエントの示すポジティブな特徴を指摘した後、過去の陰性感情の否定を強調
  2. イメージの強調:平穏の場のイメージが治療的に重要
  3. 自己評価向上暗示:低い自己評価を持つクライエントに適用
  4. 内なる助言者に言及する