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後催眠暗示

後催眠暗示

 

  • 催眠中に与えられた暗示が催眠後に行動、態度、感情として現実化される反応である。真の後催眠暗示は自動的に起こり、被験者はその原因も動機も意識しない解離性の行動であり、意識活動の流れは一時中断している。
  • この不全型として、暗示に対する健忘が伴わず、そのため行動が意図的に、しかし強迫的になされる場合がある。また自動的に反応せず、考えながら行動することもある。
  • ワイツェンホッファーは、暗示の内容を意識する度合いは被験者の反応にほとんど影響を及ばさないという。また、後催眠暗示が行われるときには、短い催眠状態を伴っているが、外からそれとわかるようなトランス状態に入らないと考えられている。
  • 治療の実際で、その効果がその効果が現実生活で自然に実現されることが必要とされる機会は多く、催眠療法にとって極めて重要な現象である。
  • 後催眠暗示の持続期間は2-3ヵ月から数年に及ぶとされ、16年もの間続いたとの報告もある。

治療適用

  • 偏頭痛、慢性疼痛、分娩予期不安、競争場面でのあがり症、さまざまな恐怖症、性倒錯や薬物依存などの嗜癖行動に適用される。例えば野球のバッターがバッターボックスに立つときにボールに集中するために視野狭窄を与えたり、就職試験の口頭試問で入室したとたんに自信やリラクセーションが起こるなどの暗示である。