薬物・物質・その他の依存
インターネットの普及は人類に大きな影響を与えているわけですが、その光と影をきちんと検証して、早期に対策を講じなければならない問題もたくさんあります。 ネット依存、ゲーム依存といったインターネットゲーム障害もそのひとつです。 DSM-5で「今後の研…
依存症には、アルコールや薬物などに依存する「物質依存」と特定の行為や過程に依存する「プロセス依存」がありますが、ギャンブル障害は後者に相当します。 カジノ法案(IR推進法案)が可決されそうですが、やはりギャンブル障害への対策が不十分だと思いま…
精神刺激薬中毒(Stimulant Intoxication)(DSM-5) A.アンフェタミン型物質、コカインまたは他の精神刺激薬の最近の使用 B.臨床的に意味のある問題となる行動、または心理学的変化(例:多幸症、または感情鈍麻、社交性の変化、過覚醒、対人関係過敏、不…
精神刺激薬使用障害(Stimulant Use Disorder)(DSM-5) A. アンフェタミン型物質、コカイン、またはその他の精神刺激薬の使用様式で、臨床的に意味のある障害や苦痛が生じ、以下のうち少なくとも2つが、12カ月以内に起こることにより示される 精神刺激薬…
アルコール中毒(Alcohol Intoxication)(DSM-5) A.最近のアルコール摂取 B. 臨床的に意味のある不適応性の行動的または心理学的変化(例:不適切な性的または攻撃的行動、気分の不安定、判断能力の低下)が、アルコール摂取中または摂取後すぐに発現す…
アルコール使用障害の診断的特徴 アルコール使用障害は、離脱、耐性、渇望を含む一群の行動的、身体的症状として定義されます。 アルコール離脱は不快で強烈なため、有害な結果がわかっていても、離脱症状を避けるためにアルコール摂取を継続することがあり…
アルコール依存症までには至らないが、何らかのアルコール関連問題を有する場合、すなわち図1でグレーゾーンの部分は、概念が最も錯綜していました。 DSM-5では、アルコール依存症まで至らないこれらの問題群とアルコール依存症を合わせて、アルコール使用障…
アルコール依存症 依存症は、本人の意志が弱いからではなく、脳内の報酬系回路が異常を来した病気です。 これまで、ただ本人を責めて、飲酒をやめさせるしかない、それも本人がやめる気がない限り治療はできないという考え方から、最近の治療環境は、大きく…