統合失調症の症状
- Bleulerの基本症状(Bleulerの4A)
- 連合(Association)の弛緩
- 両価性(Ambivalent)
- 感情(Affect)の表出障害
- 自閉(Autism)
- Schneiderの一級症状
- 思考(考想)化声:自分の考えが声になって聞こえる
- 問答形式の幻聴
- 自分の行為を批判する幻聴
- 作為体験(させられ体験)
- 思考(考想)伝播:考えが周囲に知れ渡る
- 思考(考想)奪取:考えが突然抜き取られる
- 妄想知覚
- プレコックス感
- 患者と接したときに健常者が抱く感情で統合失調症くささ
- 陽性症状と陰性症状
- 陽性症状:幻覚、妄想、させられ体験、滅裂な思考など(タイプⅠ)
- 陰性症状:感情鈍麻、無為、自閉、児戯的爽快など(タイプⅡ)
従来診断による病型
- 単純型(類破瓜病)
- 破瓜型
- 緊張型
- 亜急性または急性に発症し、意欲・行動面からの異常からなる緊張病症候群を呈し、興奮と昏迷のそれぞれが周期性に繰り返され、慢性に進行して人格の崩壊をきたす例もあるが、概して破瓜型よりも予後はよい
- 妄想型
- 発病は遅く30歳前後に始まり幻覚と妄想を主症状とするもので長い経過にもかかわらず人格の崩壊は少ない
経過
- 生涯経過(理論的モデル)
- 経過
- 再発
- 再発は発症後の最初の2年間に高率に起こり、3/4近くが5年以内に起こる。また、臨床症状や社会的機能などの悪化は発症初期に生じ、発症後2~ 5年経つと安定化することから早期に十分な治療を施すことが重要。
- 長期予後