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北総メンタルクリニック 院長の情報発信

自我状態療法

自我状態療法

  • 一人の人格の中に「自己内家族」を形成するいろいろな自我状態があり、その間に生ずる葛藤を解決するために個人、家族および集団療法などを利用して解決を図る方法であり、その際、指示的、行動的、精神分析的技法などさまざまな技法を駆使するものである。
  • 治療としては、内部での自我状態間の折衝を通じて、自我状態間に平和をもたらし、それぞれの状態の欲求が満たされ、全人格の適応に役立つような統合的な内的家族を形成する。
  • 催眠によって、症状に関係のある自我状態を活性化して、その役割を調べ、互いの関係や主人格に対する影響を評価し、適切な介入をすることによって、自我内部での人格間の一種の外交折衝をする。