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クレッチマーの体格と性格

クレッチマーの体格と性格

 

  • クレッチマーは内因性精神病者の体格研究を試みた。躁うつ病者は平均以上に多くの人が肥満型体格を、一方精神分裂病ではしばしば無力性の細長型体格または発育不全型体格を見出した。
  • 1361例の躁うつ病
    • 肥満型64.6%、細長型19.2%、闘士型6.7%、発育不全型1.1、特色のないもの8.4%。
  • 5233例の精神分裂病
    • 肥満型13.7%、細長型50.3%、闘士型16.9%、発育不全型10.5%、特色のないもの8.6%。
  • 健康な肥満型者
    • 94.4%が循環気質、2.8%が分裂気質
  • 健康な細長型者
    • 12.2%が循環気質、17.1%が混合型あるいは不定、70.7%が分裂気質。

 

健康と疾患との間を流動している異常人格の学説

  • 循環病質性気質
    • 人付き合いが良く、善良で、親切で、温みがある。
    • 爽快で、ユーモアがあり、陽気で性急。
    • 落ち着いていて、冷静で、事を重大視し、情深い。
  • 分裂病質性気質
    • 非社交的で落ち着いており、控え目で真面日な(ユーモアのない)変人。
    • 内気で臆病であるが、如才がなく、感傷的で敏感、神経質、興奮しやすい。自然愛好家、読書家。
    • 従順で気立てが良く、正直、無関心、鈍感で無知の人。
  • 闘士型体格者と粘着気質『闘士型体格者の人格』(1936)
    • 気分は爆発と強靭(粘着)との間を動く。
    • 精神テンポは粘着性気質曲線が特徴である。
    • 精神運動は刺激相応で、遅く、適度で、鈍重でどっしりしている。

 

  • クレッチマーの気質論の重要な核心は両極構造で両者の間を動揺する

    • 循環気質→爽快と悲哀

    • 分裂気質→敏感と鈍感

    • 粘着気質→爆発と強靭

精神分裂病は現在の統合失調症

 

 

(切替辰哉:現代精神病理学のエッセンス-フロイト以後の代表的精神病理学者の人と業績-参照)