前回は、うつ病者ではDLPFCの働きが低下しているというお話でした。
うつ病ではDLPFCだけでなく、前頭葉(ぜんとうよう)という脳の前の部分
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ここの働きが悪くなっていることが分かっています。
例えば…
「あ」から始まる言葉をできるだけ多く言ってくださいというと、
健康な人なら「あ…え~と、アイスクリーム、あんこ、あめ…(甘いものばっかり笑)
え~とえ~と」
と、考えると前頭葉の血流がUP!!
でも、うつ病の患者さんでは、同じように考えて、
同じくらいの数を言っていたとしても
前頭葉の血流が全然UPしないということが分かってきました。
こんな感じです。
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これを利用したのが【光トポグラフィー検査】です。
光トポグラフィー検査は、何と、日本で開発された検査です。
精神科医療というと、ドイツやアメリカが最先端を行っているイメージ。
でも、ついに日本発の検査ができました。
この検査、痛くもかゆくもなく、患者さんに優しい検査。
どんどん世界に広がって行くと良いなと思います。
次回【光トポグラフィー検査】について詳しい情報をお届けいたします。
お楽しみに。