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向精神薬によるアカシジア(静座不能症)

向精神薬によるアカシジア(静座不能症)

 

アカシジアは、じっとしていられないような落ち着きのなさが出現して、そわそわと動き回ったり、足踏みや姿勢の頻繁な変更などが起こり、精神的にも強い不安焦燥感や内的不隠を有していることが特徴です。機序としては、中脳辺縁系や中脳皮質系のドパミン遮断作用が原因の一つと想定されています。抗精神病薬抗うつ薬の服用開始後や増量後に多く出現します。

アカシジアが出現したときには、薬剤の減量、変更を考慮します。

非定型抗精神病薬の中では、アリピプラゾール(エビリファイ®が、やや出現頻度が高く注意が必要です。

最も効果的な薬剤は、β遮断薬であるプロプラノロール(インデラル®)、中枢性コリン薬であるビペリデン(アキネトン®、タスモリン®)、トリヘキシフェニジル(アーテン®)、ベンゾジアゼピン系薬剤であるジアゼパムセルシン®ホリゾン®)、クロナゼパン(リボトリール®ランドセン®)が有効です。

これらの治療薬は安易に慢性的に用いるべきではなく、アカシジアが改善したら一定期間(3ヶ月以内)で漸減したり、中止をすることが望ましい。