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日本でのうつ病受診者急増の背景

図 厚労省が3年おきに報告している気分障害の総患者数

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  • 1999年までは40万人台で横ばいであったものが、その後急増して2008年には100万人を超え、9年間で約2.4倍にもなっています。
  • 2011年は、100万人に達していませんが、これは東日本大震災により宮城県福島県のデータが不足しているためです。
  • 自殺者の増加(1998年に約1万人増加して3万人を超えた)などを考えると、うつ病の実数も増加しているのは間違いありません。
  • しかし、これほどの急増の背景には、1999年に欧米より10年近く遅れて、フルボキサミンという副作用の少ない抗うつ薬であるSSRI選択的セロトニン再取り込み阻害薬が上市され、その後他のSSRISNRIセロトニンノルアドレナリン再取り込み阻害薬)が次々に上市され、うつ病診療のすそ野が広がったことが影響していると思われます。
  • 男女別の分布では、男性は30代、40代、50代の働き盛りの人をピークに山形の分布を示していますが、女性はその年代も多いわけですが、やはり女性の場合は高齢者に多いというのが特徴です。