不眠症の定義
毎晩の実際の睡眠時間の長短にかかわらず、患者自身が睡眠に対する不足感を訴え、身体的、精神的、社会的に支障がある状態
睡眠障害国際分類第2版(ICSD-2)における不眠症の全般的診断基準
- A.睡眠の質や維持に関する訴えがある
- B.訴えは適切な睡眠環境下において生じている
- C.以下の日中の機能障害が最低1つ認められる
- 倦怠感あるいは不定愁訴
- 集中力、注意、記憶の障害
- 社会的機能の低下
- 気分の障害あるいは焦燥感
- 日中の眠気
- 動機、意欲の障害
- 仕事中、運転中のミスや事故の危険
- 睡眠不足に伴う緊張、頭痛、消化器症状
- 睡眠に関する不安
不眠の原因
不眠症の主な症状
不眠症の悪影響
- 昼間の眠気、倦怠感、集中力低下、頭重感、不安、いらいら
- 身体疾患の誘因・増悪
- 精神疾患の誘因・増悪
- 仕事や学業の支障
- 交通事故や産業事故
- 医療費の増大 など