リコード(ReCODE: Reversal of Cognitive Decline)法
アルツハイマー病の新たな分類
- 炎症性(脳の炎症が原因で、食事も深く関与)
- 萎縮性(脳機能の維持に必要な栄養素やホルモンの欠乏)
- 糖毒性(炎症性と萎縮性の混合型で、糖尿病から起こる)
- 毒物性(カビ毒や水銀などの毒素によるもの)
- これまでアルツハイマー病は、アミロイドベータというタンパク質の沈着が原因と考えられ、その除去を治療の主眼にしてきた。しかし、実はアマロイドベータは単なる悪者ではなく、脳の防御反応として脳細胞を守る役割のあることも判明した。
- アミロイドベータが過剰になると、本来守るべき脳細胞を壊してしまうため、アミロイドベータが溜まる原因(脳の脅威)を取り除いていけば、アルツハイマー病の予防も回復も可能である。
- アルツハイマー病の発症は、症状がなくとも40歳頃から始まっており、その頃から食事・運動・睡眠といった生活習慣の改善、脳の栄養不足を補うサプリメント、脳トレーニング、ストレス対策などを実践することが望ましい。
以下の実践が効果的
- 糖類、パン、ジャガイモ、白米、ソフトドリンクなどの単純炭水化物食品を最小限にする(いわゆる糖質制限)
- 適度な運動(早歩きやもっと激しい運動を週150分以上)
- 毎日少なくとも12時間は絶食する(夕飯から朝食まで12時間は空ける)
なるべく摂取するもの
- 完全無欠コーヒー(バターコーヒー)で一躍有名になったMCTオイル、ココナッツオイルなどの中鎖脂肪酸、オリーブオイル、アボガド、ナッツなどといった不飽和脂肪酸の摂取
- 野菜を中心とし、ジャガイモなどのでんぷん質の野菜は控えめにする。ただし、サツマイモやグリーンバナナなどの難消化性でんぷん(レジスタントスターチ)は可
- デトックス効果のあるブロッコリーやカリフラワーなどアブラナ科の野菜、ケールやホウレンソウなどの葉物野菜、タマネギやニンニクなどの硫黄化合物を含有している野菜、キノコ類、クズイモ、ネギ、キクイモなど
- 天然ものの魚。特にサケ、サバ、アンチョビ(カタクチイワシ)、イワシ、ニシンは水銀汚染が少なく積極的にとる。平飼い卵、キムチやザワークラウトなど
- チーズやオーガニックの全乳、プレーンヨーグルトはたまになら可
なるべく摂取を控えるもの